池上百竹亭は、故池上喜作翁が多くの文人と交流を深めたゆかりの旧邸。日本の伝統を伝える和室と茶室、露地や竹林が醸し出す閑静な庭園からなり、四季折々のうつろいを味わいながら親しい仲間と語り合い、学習にいそしむ場としてご利用下さい。


明治から昭和を生きた呉服商池上喜作氏。少年期に正岡子規の俳句・短歌に惹かれた喜作は、子規との門人たちの作品を集めるようになり、さらには子規と関係のあった人物たちとの交流を通して、絵画工芸 民芸の分野にまで蒐集の範囲を広げました。また、自らも俳句短歌書画をたしなんでおりました。